特定保健指導・禁煙外来
特定保健指導について
健康診断の結果から現在の生活習慣を一緒に見直し、生涯にわたり健康的な生活を送れるようアドバイスや継続的なサポートをさせていただきます。
特定健康診査の基本的な健診項目
特定健康診査(特定健診)は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目した健診で、以下の項目を実施します。
※ 通常、労働安全衛生法等に基づき行われる健康診断結果には、特定健康診査の基本的な健診項目が記録されているため、特定健康診査を実施したものとして代えることができます。
特定保健指導の概要
当該年度において40歳以上75歳に達する方(75歳未満の方)を対象に、特定健康診査の結果からリスクが高いと思われる方に対して、保健師等が生活習慣を見直すサポートをいたします。
当クリニックにおける対象者
当クリニックまたは保険者(国民健康保険、全国健康保険協会など)より通知が届いた方に限ります。
※ 完全予約制です。事前に電話にて予約をお願いします。
特定健診の結果に基づきレベル分け(階層化)
※ 糖尿病、脂質異常症、高血圧を服薬治療されている方は、特定保健指導の対象者とはなりません。
※ 65歳から74歳の方は、積極的支援の対象者となった場合でも、動機付け支援を行います。
標準的な指導の流れ
※ 適宜、ご不安なことや疑問などに対応しながら、支援を進めてまいります。
禁煙外来(禁煙治療)について
「タバコが身体に悪いことは十分理解しているし、できれば禁煙したい。」と思っても、その思いとは裏腹になかなか禁煙に踏み切れない方がいらっしゃるのではないでしょうか。
当クリニックでは、喫煙習慣をニコチン依存症という病気として捉え、一定の条件を満たす方に、健康保険適用により『禁煙治療』を行います。専門の医師や看護師がタバコに対する心理的依存や禁断症状を和らげ、安心して禁煙できるようお手伝いいたします。
注1)当クリニックでは、健康保険適用外(自由診療)による禁煙治療は行っておりません。
注2)ニコンチン依存管理料は、初回算定日より起算して1年を超えた日でなければ、再度算定することはできません。
以下の条件を全て満たす方が禁煙治療の対象です
❶ 直ちに禁煙しようと考えていること
❷ ニコチン依存度テスト(TDS)によりニコチン依存症と診断(TDS5点以上)されていること
❸ 35歳以上の場合、ブリンクマン指数(1日の喫煙本数✕喫煙年数)が200以上であること
❹ 禁煙治療を受けることを文書により同意していること
〈例〉21歳から25歳まで紙巻タバコ喫煙1日20本、26歳から30歳まで加熱式タバコステックタイプ1日10本、31歳から35歳まで紙巻タバコ1日2本に加え加熱式タバコカプセルタイプ(1箱5カプセル入り)1日2カプセルの場合、ブリンクマン指数の算定は、
(20本✕5年)+(10本✕5年)+(2本✕5年)+(20本✕2/5箱✕5年)=200 となります。
※ タバコ葉を含むスティックを直接加熱するタイプは、スティック1本を紙タバコ1本として換算、タバコ葉の入ったカプセルやポットに気体を通過させるタイプは1箱を紙巻タバコ20本として換算します。
標準的な禁煙治療のスケジュール
ニコチン依存度テスト(TDS)
※ 5点以上の方が、禁煙治療の対象となります。
禁煙治療薬(チャンピックス錠)の効能
チャンピックス錠は、タバコの離脱症状を軽減します。
また服薬中、タバコを吸っても 満足感が得られなくなります。
チャンピックス錠を服用した人は「強い禁煙の気持ちがなかったのに、自然と吸いたくなくなっている自分にびっくりした」 と言うことがあります。
このような効能により、無理なく禁煙することが可能となる治療薬です。
喫煙は本人だけではなく、受動喫煙によってご家族など周囲の大切な人の健康をも害する恐れがあります。
「タバコをやめたい」という本人の気持ちさえあれば、誰でも禁煙は可能です。